冬のソナタ
『冬のソナタ』<★★★★☆>
2002年韓国KBS2で放送<全20話>
平均視聴率22.0%
学生時代に交通事故で死んだはずの恋人が、
大人になって別人として目の前に現れて…
運命の歯車が再び動き出すが、
その先にはいくつもの障害が待ち受けていて
純愛を通せるか否かというドラマ
ご存知の通り、
日本における韓流ブーム(ヨン様ブーム)の火付け役となった作品
日本上陸は2003年4月
NHK-BS2で放送したところ大反響で同年12月に再放送
更に、
地上波放送を要望する視聴者に応えて
2004年4月3日から8月21日までNHK総合で3度目の放送するや
爆発的人気が一気に加速!
8月21日<最終回>の平均視聴率は、
3回目の放送、深夜の時間帯にもかかわらず
関東地区で20.6%(全平均14.4%)を記録した
ちなみに、
関西地区23.8%(全平均16.4%)
名古屋地区22.5%(全平均13.9%)
こうしたブームに乗った(後押し?)のが小泉総理
観光広報大使として日本を訪問したチェ・ジウと対面するや
「”冬のソナタ”とても素晴らしかった」
「撮影現場にあった南怡島の並木道に行って見たい」
「(チュンサンとユジンが初めてキスした)あのベンチはまだあるのか?」と
質問責めにして周囲を驚かせた。
その他関連商品もバカ売れ
『ぱちんこCR冬のソナタ』はシリーズ化するほどのロングヒット
エコノミストの某氏は、
日本国内における経済効果を1225億円と試算
韓国では大ヒットまではいかなかったこのドラマが
なぜ日本でこれほどまでにブームになったのか?
ドラマの内容的には、
忘れられた純愛をベースに
悲哀や嫉妬が絡む日本人が好む内容に加え、
(韓国ドラマではよくある)
1人2役という設定が斬新だったのではないか?
哀愁漂う音楽もとてもよかった…
そこにペ・ヨンジュン(1972年生まれ)と
チェ・ジウ(1975年生まれ)が、
ピタリとハマったということだろうか?
2015年4月
『冬のソナタ』の続編制作が発表されたが…
キャスティングも一新されるなど不透明
何より、
日本における韓流ブームは去り反韓ムード
韓流を牽引してきたフジテレビが窮地に陥るなど
”あの時”のブーム(人気)を望むべくもない